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Hola México! by JDOX 2026 1月号

Vol.10 : 今年の目標は…

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2026年が始まりました! 一年の計は元旦にあり。新年から何か新しいチャレンジをと思うのは日本でもメキシコでも同じこと。さて、去年を振り返って直したいところは…「なんでもアオリータで済まさないこと」でしょうか。

「Ahorita(アオリータ)」とは、文法的には「今」を指すahora(アオラ)という単語に縮小辞-itaがついたものです。が、決して「今」を意味するのではなく「今より後」のことを指すのが一般的です。


例えば、私がメキシコ人夫に「来月の予定、カレンダーに書いておいてね」と頼むとします。その際 ”OK, ahorita lo escribo” (OK、アオリータ書くね)といわれたからと言って、安心するわけにはいきません。


実際のところは「(今はあんまりやる気がないけど)後で時間ができたらやるわ」くらいのニュアンスで受けていたほうが間違いありません。


このように、「今」現在より後だけれど、5分後なのか1時間後なのか1日後なのかわからない。それがアオリータの特徴です。


さらにこのアオリータは、実際には行われない行動に対しても使われるのがすごいところです。それゆえに、メキシコに住む外国人を最も悩ませるワードだと言われています。


実際にはやらないことに関してアオリータが使われる場合、それは決して相手に嘘をつこう、という気持ちがあったわけではないのです。「ノーときっぱり言うのは気が引けるからなあ」というメキシコ人の優しさ(というと好意的に取りすぎかもしれませんが)がベースにあると考えられます。


例えば、商品を勧められたとき。全然興味はないけれど「ノーグラシャス!」というと角がたつ。そんな時、便利に使われるのがアオリータ。全面的に否定はしないけれど、暗にいらないよ、とオブラートに包むというやり方です。



メキシコ移住当初、とても印象的な経験をしました。取材に行く道すがら、興味を引くレストランがあった時のことです。まだ時間に余裕もあるし、ちょっと覗いてみるか…と思い、お店の人に話を聞くことに。ふむふむ、とメモを取りつつ「アオリータ戻ってきます。そこで料理の撮影させてください」と言い残して取材先へ向かいました。


取材が終わってレストランに引き返してみると、なんと改装工事を始めているじゃありませんか。お店の人に「改装するならさっきそういってくれればよかったのに!」と文句を言うと「え?ほんとに戻ってきたの?」と返されて、こちらが「え?」となりました。お店の人は、私がアオリータと言ったので「ああ、興味がなかったんだな」と判断したということなのです。


メキシコに住み始めた時こそ「アオリータ難しい…」と思っていた私ですが、気が付いたら率先して使うようになってしまいました。アオリータの沼から今年こそ出られるのでしょうか?



サンマティアス・グランレゼルバ・エクストラアネホ


容量: 700ml

アルコール度数: 38度

熟成期間: 約3年

生産地: メキシコ(ハリスコ州ロスアルトス地方)


風味/味わい: キャラメルやバニラ、ブリュレしたリンゴや洋梨のような熟した果実、トーストしたアーモンドやヘーゼルナッツ、ダークチョコレート、ほのかなスパイス。







発行元:ジェイドックス株式会社

Tel: 080-1386-6655 Email: import@j-dox.com

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